初期化できないスマホの対処法
2026.02.24- 最優先はデータ保護。初期化できない状態で手放すのはリスクが高いです。
- iPhoneはApple ID(探す)、AndroidはGoogleアカウント(FRP)がカギになります。
- 本体が不安定でも、PCやクラウドから遠隔で消去できるケースがあります。
- どうしても消去できない場合、買取の可否や減額が大きく変わるため、事前に方針を決めましょう。
よくある症状:初期化ができないパターン
「初期化できない」といっても、止まる場所や原因はさまざまです。まずは自分の状況がどれに近いかを把握すると、最短で解決できます。
- 設定からリセットが進まない:読み込み中のまま/再起動を繰り返す/完了せずホームに戻る。
- エラー表示が出る:ストレージ不足、アップデート失敗、ネットワーク不良などが背景にあることがあります。
- 画面が操作できず初期化画面に到達しない:タッチ不良、表示不良、電源ボタン故障など物理要因。
- パスコードやアカウント情報が不明:iPhoneはApple ID、AndroidはGoogleアカウントが不明だと解除が難航します。
- 初期化はできたがロックが残る:iPhoneのアクティベーションロック、AndroidのFRPが残っていると再セットアップができません。
まず守る:データ流出を防ぐ考え方
初期化できない状態で一番怖いのは、端末が手元を離れた後に個人情報が残ってしまうことです。買取に限らず譲渡や処分でも同じで、まずは「データが残る可能性」を下げる行動から始めます。
- SIMを抜く:通信や認証SMSの受信を止め、乗っ取りリスクを下げます。eSIMの場合は可能なら回線側の再発行や切替を検討。
- 外部サービスのログアウト:LINE、SNS、銀行、決済、二段階認証アプリなどは優先順位が高いです。
- 端末に保存されたカード・決済の削除:Apple Pay/Google Payのカードや交通系、ウォレット類は「端末から削除」だけでなく、必要ならカード会社側で停止も。
- バックアップの確保:写真や連絡先などが必要なら、初期化の前にバックアップを取りましょう。慌てて初期化を試してデータが消えるケースもあります。
原因の切り分けチェック(共通)
OSの種類に関係なく、初期化が止まる原因は「電源・容量・通信・アップデート・物理故障」に集約されます。次の順で確認すると無駄が少ないです。
iPhone:初期化できないときの対処フロー
iPhoneは「本体の初期化」と「Apple IDの紐づけ解除(探すのオフ)」がセットです。どちらかが欠けると、次の人が使えず買取評価が大きく下がります。
- 設定画面の一番上(自分の名前)から、Apple IDにログインできるか確認。
- 「探す」→「iPhoneを探す」がオンなら、売却前にオフが必要です(Apple IDのパスワードが必要)。
- パスワード不明の場合は、Apple IDの復旧(パスワード再設定)が最優先になります。
- 空き容量を確保して再試行(写真・動画の整理、不要アプリ削除)。
- 再起動してから実行(可能なら強制再起動)。
- iOSアップデートが可能なら実施(更新が詰まっていると消去に失敗することがあります)。
画面操作が不安定でも、PCから復元できると解決することがあります。WindowsならiTunes(またはデバイス管理)、MacならFinderで接続し、復元を試します。
- PCに接続して認識されるか確認(ケーブル・ポートを変える)。
- リカバリーモードに入れて復元できるか試す。
- 復元後は、起動時にアクティベーションロックが解除されているかまで確認。
本体から消去ができなくても、Apple IDにログインできるなら「探す」から消去できる場合があります。端末がネットに繋がると消去が走る仕組みなので、Wi‑Fi接続が重要です。
- 別端末やPCで「探す」にログインして、対象iPhoneを選択。
- 「このデバイスを消去」を実行。
- 消去後に「アカウントから削除」まで行うと、次の人がセットアップしやすくなります。
- 「初期化したから大丈夫」と思っても、探すがオンのままだとアクティベーションロックが残ります。
- パスコード不明やApple ID不明の場合、所有者本人でも時間がかかることがあります。レシートや購入証明があるとスムーズです。
Android:初期化できないときの対処フロー(FRP注意)
AndroidはメーカーやOSバージョンで画面表記が少し異なりますが、考え方は同じです。特に重要なのがFRP(Factory Reset Protection)で、初期化後に以前のGoogleアカウントが求められる仕組みです。これが残ると再利用ができず、査定に大きく影響します。
- 設定の「アカウント」から、Googleアカウントにログインできているか確認。
- 売却前は、端末からGoogleアカウントを削除しておくとFRPのトラブルを減らせます。
- パスワード不明なら、Googleアカウントの復旧(再設定)が最優先です。
- 空き容量を確保(写真・動画・キャッシュの整理)。
- Wi‑Fi接続を安定させる(途中で通信が必要になる端末もあります)。
- 可能ならシステムアップデートを適用してから実行。
- 端末が熱いときは冷ましてから。発熱が強いと処理が落ちることがあります。
Googleアカウントにログインできるなら、端末探索機能から遠隔操作ができる場合があります。端末がネットに繋がると反映されるため、Wi‑Fi接続がカギです。
- 別端末やPCからGoogleアカウントへログインし、端末の管理画面を確認。
- 可能なら「データ消去」や「ロック」を実施して情報漏えいを抑える。
端末ボタン操作でリカバリーモードから初期化できる機種もありますが、FRPが残るとセットアップで詰まります。Googleアカウント削除が済んでいないなら、先にアカウント復旧を優先してください。
- 初期化後、Wi‑Fiに繋いだ瞬間にFRPが働き、以前のGoogleアカウントが求められる。
- 画面割れ・タッチ不良で「アカウント削除ができない」。この場合は修理(画面交換)で操作を回復させるのが近道になることがあります。
初期化できないまま売るとどうなる?買取可否と減額の現実
結論から言うと、初期化できない端末は「売れる場合」もありますが、条件が厳しくなりやすいです。理由はシンプルで、次の人が使えない・検品ができない・データが残る可能性がある、というリスクがあるからです。
店頭に持ち込む前の準備:時間短縮のコツ
店頭での査定は、端末の状態確認と動作チェックが基本です。初期化ができない端末は「確認に時間がかかる」「確認できない項目が増える」ため、事前準備で差が出ます。
- Apple ID/Googleのログイン情報を確認:メールアドレス、パスワード、二段階認証の手段。
- 充電して残量を確保:途中で落ちると確認が振り出しに戻ります。
- 付属品があれば同梱:箱、ケーブル、アダプタは加点になることがあります。
- 症状をメモ:どこで止まるか(例:初期化中の◯%で止まる、再起動ループ、エラー文言)。
- SIMを抜く:個人情報の観点と、端末の受け渡しがスムーズになります。
- パスワードが曖昧なまま初期化を繰り返す(ロック解除ができず詰みやすい)。
- 不安だからといって、端末を初期化せずにそのまま手放す(データリスクが残る)。
- フリマ出品で「初期化できません」と書いて売る(トラブルになりやすい)。
よくある質問(FAQ)
「初期化が途中で止まる」「ロック解除が不安」「画面が操作できない」など、状況に合わせて最適ルートが変わります。店頭なら状態を見ながら、買取の可否や、修理してから売るべきかの判断までまとめて相談できます。

