スマホは「発売から何年」で売るのが一番得?
2026.02.13- ハイエンド(Pro/Ultra等):発売〜1年以内が最も伸びやすい。次世代発表前が強い。
- ミドル:発売〜2年以内が売りやすい。OSサポートとバッテリー状態が鍵。
- エントリー・サブ機:発売〜3年以内が現実的。保管劣化で損しやすい。
- 共通:電池が弱る前、傷が増える前、付属品が揃っているうちが得。
この記事でわかること
「発売から何年」が得かは、なぜ一律で決まらない?
「スマホは発売から何年で売るのが一番得?」という質問はとても多いのですが、結論から言うと“発売から○年”だけで最適解は決まりません。理由は単純で、スマホの価値は「時間」だけでなく、モデルの格、次世代発表の有無、OSサポート、バッテリー状態、そして端末の需要によって大きく変わるからです。
例えば、同じ発売から2年でも、ハイエンド機は「次のProが出る直前」に相場が動きやすく、ミドル機は「OS更新の残り年数」や「電池の持ち」が価格を左右しやすい傾向があります。さらに、キャリアの返却プログラムや分割残債、ネットワーク利用制限(いわゆる赤ロム判定)なども“いつ売るか”に影響します。
そこでこの記事では、秋葉原で日々査定をしている目線で、損しにくい売却タイミングを「1年・2年・3年」で分解しつつ、実際に起きがちな減額ポイントまで含めて、判断できる形に整理します。
最も得しやすいのは「発売から1年以内」な理由
多くのケースで“得”になりやすいのが発売から1年以内です。特にiPhoneのPro系やGalaxyのUltra系、Pixelの上位モデルなど、発売直後に人気が集中するタイプは、高値での需要が保たれやすいという特徴があります。
1年以内が強い最大の理由は、まだ「次世代が出て相場が再編される前」だからです。新作が出ると旧モデルは相対的に価値が下がります。これは性能差だけでなく、買い手の心理が“新しい方が安心”に傾くためです。中古市場はスペックの差以上に「鮮度」に反応します。
また、発売から時間が浅いと、外装の傷やバッテリー劣化が少ない傾向があります。スマホは、使い続けるほどに小傷や塗装ハゲが増え、落下・水濡れなどの事故リスクも積み上がります。つまり早く売るほど“減額イベント”を回避しやすいのです。
「2年目」が狙い目になる人・損しやすい人
とはいえ、現実的には「2年くらい使ってから買い替える」という人が一番多いはずです。2年目は、上手に動けば“得”になりやすい一方で、気を抜くと損もしやすい分岐点です。
2年目が狙い目になるのは、次の買い替えサイクルがはっきりしている人です。例えば「分割が終わった」「キャリアのプラン見直しで端末を替える」「新生活・引っ越しで持ち物を整理したい」など、理由が明確なら、2年目でも十分に価値が残ります。むしろ、発売から1年以内で売るより、使い切った満足感があり、費用対効果で納得できるケースもあります。
ただし損しやすいのは、2年目の途中でバッテリーが体感で弱ってきたのに放置するパターンです。電池が弱ってくると「充電回数が増える → ケーブル抜き差しが増える → 端子が緩む」「発熱で負荷がかかる」「モバイルバッテリー常用で本体が傷つく」など、減額の連鎖が起きがちです。さらに、電池が膨張すると安全面のリスクも上がり、売却前に修理が必要になる場合もあります。
2年目で得を取りにいくなら、「次の新作が出る前」か、少なくとも買い替えが決まった時点で早めに査定するのがコツです。「どうせまだ使えるし」と先延ばしするほど、相場と状態の両方が下がる可能性が高まります。
「3年目以降」は売れない?実は売れ方が変わる
「発売から3年も経ったスマホって、もう値段つかないですよね?」と聞かれることがあります。結論としては、売れます。ただし、1年目や2年目と同じ感覚で期待するとギャップが出ます。3年目以降は、価格が“落ちる”というより、需要の層が変わるイメージです。
3年目以降の中古スマホは、サブ機・子ども用・仕事用(通話専用)・動画視聴用など、用途がはっきりした人に選ばれやすくなります。この層は「最新性能」よりも「動作の安定」「電池の持ち」「画面の見やすさ」「容量」などを重視します。つまり、古くても状態が良ければ、一定の需要は残ります。
ただし、3年を超えると避けにくいのが保管劣化です。放置していた端末は、電池が空のまま長期間置かれて劣化したり、湿気やホコリで端子が傷んだり、画面の焼き付きやゴーストタッチが出たりします。また、OSサポートが切れると、アプリが順次対応外になることもあり、買い手にとっての不安材料になります。
3年目以降で得をするコツは、「売れる状態のうちに出す」ことと、「売り方を変える」ことです。具体的には、付属品がなくても本体状態を整えて査定に出す、複数台まとめて持ち込む、故障があるなら修理費との比較で判断するなど、戦略が必要になります。
価値を落とす“4つの崖”|価格が急に下がるタイミング
「発売から何年」で見るより、実は“いつ相場が崩れるか”を押さえた方が得です。査定現場でよく見る「急に下がりやすいタイミング」を4つにまとめます。
この4つの崖は、発売からの年数に関係なく起きます。だからこそ、年数だけで決めずに「今の端末は崖の手前かどうか」で判断するのが、結果的に一番損が少なくなります。
今すぐできる:売り時チェックリスト(3分)
ここからは、あなたのスマホが「今売るべきか」「もう少し使うべきか」を、短時間で判断できるチェックリストです。該当が多いほど、早めに売った方が得になりやすいです。
- 新モデルが出た、または出そうだと聞いた(買い替え検討中)
- 電池の減りが体感で早い/発熱しやすい
- 充電ケーブルの差し込みが緩い/反応が不安定
- ケースを外すと小傷が増えている(塗装ハゲ・フレーム傷)
- 画面にうっすら線・黒点・焼き付きが見える気がする
- カメラに曇り、ピント不良、手ぶれがある
- 使わない期間が増えている(引き出し保管が始まった)
- 箱・ケーブル・説明書が揃っているうちに処分したい
逆に、チェックがほとんど付かず、端末に不満がないなら、無理に売る必要はありません。ただし「使わない日が増えた」だけは注意です。使わないスマホは、価値が増えることは少なく、保管劣化でじわじわ下がりやすいからです。
少しでも高く売るための準備(減額回避)
売却タイミングが同じでも、準備の差で査定結果が変わることがあります。ここでは「やれば効く」順に、減額を避ける準備をまとめます。
1)外装を軽くクリーニングする
指紋や皮脂が強いと、見た目の印象で「使用感あり」と判断されやすくなります。メガネ拭きのような柔らかい布で画面と背面を拭き、カメラ周りのホコリも軽く取りましょう。強い薬剤や水分の使いすぎは避けてください。
2)付属品を揃える(あるなら必ず一緒に)
箱、説明書、ケーブル、SIMピンなどは、揃っているだけで印象が良くなります。必須ではありませんが、特にハイエンド機は“きれいに使っていた感”が評価されやすいです。
3)アクティベーションロック・アカウントの解除
iPhoneならiCloud(探す)をオフ、AndroidならGoogleアカウントのログアウトなど、ロックが残ったままだと買取できない、または大幅な手戻りになります。手順が不安な方は、店頭で一緒に確認できます。
4)データのバックアップと初期化
売却前に写真や連絡先のバックアップを取り、初期化まで行うと安心です。ただし、初期化の前後でやるべき項目(SIM、eSIM、Apple Pay、認証アプリなど)があるため、慣れていない方は「査定→手順確認→初期化」の順が安全です。
よくある質問(発売年が古い・付属品なし・故障あり)
- 状態チェックはその場で丁寧に実施
- 付属品がある場合は一緒に持ち込みで評価が安定
- データ消去・アカウント解除が不安な方も手順案内

