家族の使っていたスマホを代わりに売るときの注意点
2025.12.17
家族の使っていたスマホを代わりに売るときの注意点
「親のスマホを整理したい」「子どもが機種変更したから売ってほしい」——よくある相談です。
ただし“代理で売る”場合は、同意・名義・アカウント解除・本人確認など、通常よりチェック項目が増えます。
まず最重要:本人(持ち主)の同意と「売っていい端末」か確認
家族の端末を代わりに売るとき、いちばん大事なのは「所有者が売却を了承しているか」です。ここが曖昧だと、後から「やっぱり返して」と揉めたり、個人情報の扱いで不安が出たりします。
口頭でもいいので、まずは本人に売却の意思確認。可能なら「機種名」「色」「容量」まで合意しておくと、後からの誤解が減ります。
“本人が忘れているデータ”が残っていないか
スマホには写真・連絡先・LINE・金融アプリ・2段階認証など、生活そのものが入っています。代理で扱うほど、本人が「何が入っているか把握していない」ケースが増えます。
- 銀行・証券・決済アプリ(Pay系)を使っていた
- 2段階認証(SMSや認証アプリ)に使っていた
- 家族写真や健康系アプリ、通院記録などが入っている
「売ったあとでログインできない!」になりやすいので、バックアップ/アカウント移行/認証手段の切替までセットで考えましょう。
名義・契約・支払い残:意外と多い“売れない原因”
代理売却で詰まりやすいのが「契約の名義」と「端末代金の支払い状況」です。ここを見落とすと、持ち込み後に判明して二度手間になります。
| チェック項目 | なぜ重要? | 確認の目安 |
|---|---|---|
| 端末代金の残債 | 分割支払い中は、状況によって買取可否や価格に影響することがあります。 | キャリアのマイページ/利用明細/家族に確認 |
| キャリアの契約名義 | 本人確認や解約・SIM再発行が必要な場面で、名義が合わないと手続きできません。 | 契約書類/マイページの契約者名 |
| ネットワーク利用制限 | 通信制限(いわゆる判定)により、査定や取り扱いが変わることがあります。 | IMEIで判定ページを確認(可能なら) |
| 会社支給・MDM端末 | 管理プロファイルが残ると初期化しても利用できず、買取不可の可能性があります。 | 設定に「プロファイル」「管理」表示がないか |
家族間でも「契約者=親」「使用者=子」のようにズレていることが多いです。売却の前に、誰が契約者で、誰が端末を購入したかを整理しましょう。
Apple ID / Google アカウント解除(探す・FRP)を外す
代理売却でいちばん多い“詰まり”がここです。アカウントが残ったままの端末は、初期化しても再設定でロックされることがあります。
iPhone:iCloudサインアウト + 「探す(Find My)」オフ
- 設定 → Apple ID(いちばん上の名前)→ サインアウト
- 設定 → 探す → iPhoneを探す:オフ
- 端末の画面ロック(パスコード)が解除できる状態にしておく
Android:Googleアカウント削除(FRP対策)
Androidは初期化後、以前のGoogleアカウントでのログインを要求するFRP(Factory Reset Protection)が働くことがあります。初期化前に、端末からGoogleアカウントを削除しておくのが鉄則です。
- 設定 → アカウント → Google → アカウント削除
- 画面ロックの解除、指紋・顔の登録も外しておく
「本人がパスワードを忘れている」ケースが多いので、売却の前に本人の前でログイン確認を。できればその場でパスワード再設定まで済ませると、当日スムーズです。
データ消去の正解:バックアップ→サインアウト→初期化
「とりあえず初期化すればOK」は半分正解で半分危険。正しい順番でやらないと、データの取りこぼしやアカウントロック残りが発生します。
おすすめの手順(共通)
- バックアップ(写真・連絡先・LINE・2段階認証など)
- サインアウト/アカウント削除(Apple ID / Google)
- SIM取り外し(eSIMの場合は削除も検討)
- 初期化(出荷状態に戻す)
- 初期設定画面で止める(個人情報を入れない)
2段階認証アプリ(Google Authenticator等)を使っていた端末を初期化すると、別端末に移していない限りログインできなくなる可能性があります。認証の移行が完了してから初期化しましょう。
初期化後の「最終チェック」
- 再起動すると「こんにちは」等の初期設定画面から始まる
- Wi‑Fiに繋げなくても、アクティベーションロックやFRPの画面が出ない(出たら要解除)
- 本体に残りがちな「SDカード」や「SIM」を抜いた
付属品・状態・ロック:代理売却で減額しやすいポイント
代理の方は「とにかく片付けたい」が優先になりやすく、付属品・設定・状態の見落としで減額しがちです。できる範囲で整えておくと、査定が安定します。
よくある“もったいない”
- ケースの中に砂・ホコリが溜まり、フレームに細かい傷が増えていた
- 充電口やスピーカー穴に汚れが詰まり、動作チェックで引っかかった
- 保護フィルムの下が割れているのに気づかなかった
- パスコードや指紋の解除ができず、その場で確認できない
乾いた柔らかい布で全体を拭く/充電口のゴミを無理にほじらない(故障原因)/カメラレンズ周りを軽く清掃。
「できる掃除だけ」でOK。無理な分解や強い薬剤は避けましょう。
付属品は“揃っていればプラス”
箱・ケーブル・アダプター・説明書が揃っていると、再販のしやすさから評価が上がることがあります。全部が揃わなくても買取自体は可能なことが多いので、見つかるものだけで十分です。
店頭で求められやすいもの:本人確認・メモ・委任の考え方
中古品の買取では、一般的に持ち込む人の本人確認が必要になります。代理で来店する場合も同様です。あわせて「持ち主の同意」が確認できる状態だとスムーズです。
準備しておくと安心なもの
- 来店者の本人確認書類(運転免許証など)
- 持ち主の同意が分かるメモ(例:売却OK、機種名、日付、署名)
- 連絡が取れるように本人の電話番号(確認が必要なとき)
代理の方が端末のパスコード・Apple ID/Googleパスワードを知らず、解除できないまま持ち込み → その場で対応が止まる…というパターンが多いです。解除情報は事前に本人と確認しておきましょう。
よくあるケース別:親の端末/子どもの端末/故人の端末
親の端末(高齢の方)
パスワード管理が曖昧になっていることが多く、アカウント解除で詰まりやすいです。可能なら、売却の前に本人と一緒に設定画面を確認し、サインアウトまで済ませましょう。
- Apple ID/Googleのメールアドレスが何か
- パスワード再設定の受け取り先(SMS/別メール)が使えるか
- 写真や連絡先のバックアップが完了しているか
子どもの端末(学生)
家族で名義が違うことが多く、学割や家族割で契約者が親になっているケースも。端末の所有者・購入者を整理し、本人の同意を明確にしておくのがおすすめです。
故人の端末
相続・遺品整理では、データの扱いが非常に繊細です。ロック解除ができない場合、アカウントの解除やデータ削除が難しくなることがあります。
故人の端末は、まず「データを残す(取り出す)」のか「消す(処分する)」のか方針を決めましょう。
ロック解除ができない場合は無理に操作を繰り返さず、状況を整理して相談するのが安全です。
当日スムーズにする“最終チェックリスト”
最後に、代理売却で「これだけは押さえておくと安心」な項目をまとめます。チェックを埋めるほど、当日の手戻りが減ります。
- 本人(持ち主)から売却の同意を取った
- 端末代の支払い状況や、会社支給端末でないかを確認した
- iPhoneはApple IDサインアウト+「探す」をオフにした
- AndroidはGoogleアカウント削除(FRP対策)をした
- バックアップ(写真・連絡先・LINE・2段階認証)を済ませた
- SIM/SDカードを抜いた(eSIMは削除も検討)
- 初期化後、初期設定画面で止めている
- 来店者の本人確認書類を用意した
「本人が来れない」「ロック解除が不安」「どこまで消せばいいか分からない」など、状況は人それぞれです。端末の状態を見ながら最適な進め方を案内できますので、気軽にご相談ください。
代理売却の相談もOK|まずは状態チェックから
家族のスマホは、アカウント解除とデータ整理が最大のポイント。できる範囲で準備して、難しいところは店頭で一緒に確認しましょう。
リペアフォース秋葉原店|店舗情報

