スマホの査定額が下がる
“見落としがちな傷・汚れ”3選
「ぱっと見はキレイだから高く売れるはず」と思っていたのに、査定額が想像より伸びなかった…。その原因が、持ち主自身が気づきにくい“見落としがちな傷や汚れ”であることは少なくありません。この記事では、プロの買取スタッフが査定時に必ずチェックする3つのポイントと、売る前にできる簡単なお手入れ方法を解説します。
見落としがちな「ちょっとしたマイナス」が査定額を左右する
スマホの買取査定では、画面割れや背面ガラスの大きなヒビなど「誰が見ても分かるダメージ」は、事前にある程度イメージしやすい減額要素です。一方で、普段の使用でいつの間にか増えていく小さな傷や、積もり積もった汚れは、自分では気にならなくても、査定する側にとっては「中古商品としての印象」を大きく左右します。
特に近年は、中古スマホをオンラインで購入する方も増えており、写真映えするかどうかも重要なポイント。端末の外周やレンズ周りに細かなダメージが多いと、同じ機種・同じ容量でも査定額に差がつくケースがあります。
1. フレーム・角に入った小キズや打痕
まず見落とされがちなのが、本体フレームや四隅の小さなキズ・打痕です。ケースを付けて使っている方ほど、外す機会が少なく、細かな傷が蓄積していても気づきにくくなります。
なぜ査定に影響するのか?
フレームは、スマホを真正面から見たときには目立ちませんが、手に取った時の質感や高級感を左右します。アルミやステンレスなど素材によっては、ちょっとした打痕でも光の当たり方で目立ち、
「落下歴が多そう」「乱暴に使われていたかも」といった印象につながります。
- 角の塗装ハゲ・打痕が複数箇所ある
- 側面フレームに線状のスリキズが目立つ
- 湾曲や歪みが見られる(落下ダメージの痕跡)
こうした状態は、同じモデルの中でも「外装ランク」を下げる要因となり、数千円単位で査定額に差が出ることがあります。
売る前にできるチェック・対策
- ケースを外した状態で、四隅と側面をぐるっと一周チェックする
- 乾いたメガネ拭きなど柔らかい布で、フレームの汚れを軽く拭き取る
- 歪みが疑われる場合は、無理に力を加えずそのまま持ち込む
2. カメラレンズ周りの細かなキズ・ヒビ・曇り
2つ目は、背面カメラレンズやその周辺パーツのダメージです。最近のスマホはカメラの出っ張りが大きく、机に置いたり、ポケットやカバンの中で擦れたりすることで、レンズ周りに小キズが付きやすくなっています。
カメラ関連のダメージが重視される理由
カメラはスマホの価値を決める大きな要素のひとつです。特に最新モデルほど、カメラ性能を目当てに購入する方が多く、
「キレイに写真が撮れるかどうか」は再販時のアピールポイントになります。
- レンズ表面のスリキズ・コーティング剥がれ
- カメラガラスのヒビ・欠け
- レンズ内側の曇り・ゴミの混入
これらの状態があると、撮影時に白っぽく写る・光がにじむなどの不具合が出やすく、動作チェックで発覚した場合は査定額が下がってしまいます。
自分でできる確認ポイント
- カメラ部分を斜めから光に当て、細かなキズや汚れがないか確認する
- シャッターを何枚か切り、白い壁や青空を撮影して写りに違和感がないか見る
- レンズ保護フィルムを貼っている場合は、割れや浮きがないかチェック
3. 充電端子・スピーカーグリルの詰まり汚れ
3つ目は、充電端子(Lightning / USB-C)やスピーカー・マイク穴に溜まったホコリ・皮脂汚れです。外見としては目立ちにくいものの、動作不良の原因となるため、査定時には必ずチェックされます。
汚れが引き起こすトラブル例
- 充電ケーブルが奥まで刺さらず、接触が不安定になる
- スピーカー穴が塞がり、音量が小さく聞こえる
- マイク穴の詰まりで、通話相手に声が届きにくくなる
査定時の動作確認でこうした症状が出ると、「端子交換やクリーニングが必要な端末」と判断され、整備コストを見越した分だけ買取価格が抑えられてしまいます。
安全なお手入れのポイント
- 木製のようじや金属ピンは使わず、柔らかいブラシやエアダスターを使用する
- 端子内部に何か詰まっていそうな場合は、無理にほじくらない
- スピーカーグリルは乾いた綿棒で軽くなぞる程度に留める
よくある質問 Q&A
Q1. 小キズや汚れがあっても、クリーニングすれば査定額は上がりますか?
A. 軽い汚れや指紋レベルであれば、売る前に拭き取っておくことで「外装ランク」がワンランク上がるケースはあります。ただし、深いキズや打痕はクリーニングでは消せないため、あくまで“見た目の印象アップ”と考えておくのが現実的です。
Q2. 自分ではキレイだと思うのに、なぜ減額されるのでしょうか?
A. 日常的に使っていると気にならないレベルの傷や汚れでも、
「中古品として販売する視点」で見ると、他の在庫との比較対象になります。同じ機種・同じ容量で、外装がよりキレイな端末があれば、そちらが優先的に選ばれやすいため、
販売時の見栄えを考慮して査定額に差がつくことがあります。
Q3. 傷や汚れが多いスマホは、売らない方がいいですか?
A. いいえ、その必要はありません。外装にダメージが多くても、内部パーツや基板に価値が残っているケースはたくさんあります。自己判断で処分してしまう前に、一度プロの査定を受けてみることをおすすめします。
Q4. どこまで自分で掃除してOKですか?
A. 基本的には「柔らかい布での拭き取り」「レンズ表面やフレームの軽いクリーニング」程度に留めておきましょう。端子内部の詰まりや、カメラレンズの内側の曇りなどは、ご自身で分解せず、そのままの状態でお持ち込みください。

