1.まずは判断の基本式
次のように比較すると、損益がクリアになります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 修理後の実質価値 | 「端末の市場相場 − 修理費 − 傷/減額要素」 |
| 売却の実質価値 | 「現状の買取額(壊れたままでもOK)+ 買い替えで得られるメリット」 |
このとき、修理後の実質価値 < 売却の実質価値 なら売却が得。修理費が高額だったり、市場相場が下がり切っている旧機種では、売却優位になりやすいです。
2.売った方が得になりやすい代表例
① 重度破損(画面+背面割れ/フレーム歪み)
フロントとバックの同時破損や筐体の歪みは、複数パーツ交換で修理費が跳ね上がります。さらに防水やワイヤレス充電の機能復元が難しい場合は減額が大きくなり、現状売却の方がトータルで高くなることが多いです。
② 基板系の不具合(起動不可・充電不可・タッチ暴走)
基板修理は高度で費用も納期もかかる上、修理後の再発リスクをゼロにできません。業務端末などでダウンタイムの損失が大きい場合は、売却→即日買い替えが合理的です。
③ 生産終了&OSサポート切れ
サポート切れ前後は市場価値が急落。修理しても回収できないことが多いため、相場が残っているうちに売却が無難です。セキュリティ面でも最新OS対応機への切り替えが安心。
④ Face ID/Touch IDの故障
生体認証系は機種により復旧の可否や条件が厳しく、直しても機能制限が残るケースがあります。日常の利便性低下も含めると売却判断が優位になりがち。
⑤ ストレージ容量不足が主因
“重い・すぐ埋まる”の主因が容量なら、修理では解決しません。大容量モデルへ乗り換えた方が生産性が上がり、結果的に得です。
⑥ 法人・大量台数の老朽化
5年前後の社給端末は、バッテリー・コネクタ・カメラなど複合的に劣化。台数分の修理費と運用負荷より、まとめ売り+一括更新の方がコストも時間も圧縮できます。
3.迷うボーダーラインの見極め
- 修理費が相場の40〜50%を超える:売却優位に傾きやすい。
- 主要機能の喪失(防水性/ワイヤレス充電/生体認証):修理後も価値が戻り切らない場合は売却。
- 発売から4〜5年超:部品入手性と相場下落のダブルパンチ。早めの売却がセーフ。
- 個体の信頼性:水没歴・曲がり歴があるなら再発リスク込みで判断。
| シーン | 修理が有利 | 売却が有利 |
|---|---|---|
| 軽微な画面割れ/電池劣化のみ | ◯(費用が低く、価値回復しやすい) | △ |
| 画面+背面+フレーム歪み | △ | ◯(複数修理で費用が嵩む) |
| 基板不良/水没歴あり | △ | ◯(納期・再発リスクを回避) |
| OSサポート終了間近 | △ | ◯(相場が残るうちに換金) |
| 容量不足が主因 | × | ◯(上位容量へ乗り換え) |
4.査定を上げるコツ(3分でOK)
- レンズ周り・スピーカー穴・端子口のほこりをブロワーで除去
- 画面・背面を柔らかいクロスで軽く拭き上げ(アルコールは控えめ)
- 箱・付属品・購入証明があれば一緒に
- Apple ID / Google アカウントのログアウトと探すOFF(可能な範囲でOK)
- 法人はIMEIのリスト化と、端末ルール(残債/MDM)の共有
5.店頭の流れ&よくある質問
店頭フロー
- 受付(故障状況・用途をヒアリング:直す前提か、買い替え前提か)
- 動作チェック&外装確認(10〜15分目安)
- 修理見積と現状買取額を同時にご提示
- ご希望に応じて:データ移行の簡易アドバイス/初期化サポート
- 売却の場合は即日お支払い。修理の場合は最短即日でご返却
よくある質問
Q. 分割残債がある端末は?
状況によりお取り扱い可否が分かれます。まずは状態と契約を確認します。
Q. データはどうなる?
売却時は初期化が基本。事前バックアップや移行の手順もご案内します。
Q. 付属品なしでも大丈夫?
本体のみでも査定可能。付属が揃うと加点されやすい傾向です。
リペアフォース秋葉原店|店舗情報
〒101-0025 東京都千代田区神田佐久間町1-14 第2東ビル303(rampart店内)/
平日 12:00–20:00|土日祝 11:00–19:00
JR・日比谷線「秋葉原」駅から徒歩10秒。
査定だけでもお気軽にどうぞ。

