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企業用Android端末を安全に売却するための注意点

2025.11.04






企業用Android端末を安全に売却するための注意点|リペアフォース秋葉原店








企業用Android端末を安全に売却するための注意点

法人運用していた端末の売却は、情報漏えい対策証跡管理が最優先。MDMや業務アプリの制御、FRP(Factory Reset Protection)の挙動、暗号鍵や証明書の残存など、個人向けとは異なる落とし穴があります。現場で迷わないよう、実務のチェックリスト形式で解説します。

目次

1. 売却前の基本方針(データ・証跡・権利)

結論:消去の完全性」「第三者検証可能な証跡」「処分権限の明確化」の3点を満たすこと。退職者配布端末・リース品・レンタル品など、所有権が自社にあるかを必ず確認します。
  • 資産台帳:端末名/型番/容量/色/IMEI/シリアル/購入日/利用者/MDMグループ。
  • 権利:リース・割賦・キャリア残債・紛失/盗難登録の有無。
  • 情報区分:個人データ・機密データの有無と取扱い基準。
  • 処分基準:社内規程(ISMS/プライバシーポリシー)に準拠。

2. MDM/デバイスオーナー解除とFRP回避

Android Enterprise(デバイスオーナー/ワークプロファイル)やSamsung Knox/Pixel管理を利用している場合、MDM側で「退役」処理を実施し、端末から管理構成を削除します。これを行わず初期化するとFRPリモートロックでアクティベーションが止まることがあります。

  • ゼロタッチ/QR/AFW登録の解除(MDMコンソールでデバイス削除)。
  • 管理証明書・ルートCA・VPNプロファイルの配布解除。
  • Knox Guard/Activation Lock/戸締り系設定のオフ。
  • Googleアカウントを設定>パスワードとアカウントから削除(後述)。
FRPは「直前にログインしていたGoogleアカウント」の認証を初期設定時に要求します。初期化前に必ずサインアウトしてください。

3. アカウント・証明書・鍵の削除

端末内に残ると復元・流出リスクとなる要素を整理します。

  • Googleアカウント・仕事用プロファイル(Google Workspace)を削除。
  • 社内SCEP/PKIのユーザー証明書・Wi‑Fi/EAP・VPN資格情報を削除。
  • 端末ロック(PIN/パターン/生体)を一時的に解除、Smart Lockもオフ。
  • 二要素認証の登録端末から当該デバイスを除外。

4. 暗号化と初期化の正しい手順

  1. バッテリー50%以上か電源接続。
  2. 暗号化の確認:設定>セキュリティ>暗号化状態を確認(近年機種は既定で暗号化済)。
  3. リセット:設定>システム>リセットオプション>すべてのデータを消去(出荷時リセット)。
  4. リセット後の初期セットアップ画面で電源を切る(買い取り側で検収)。

高機密データの取り扱いでは、上書き初期化(ワイプ)を2回実施する、またはデータ消去証明を取得してください。

5. SIM/eSIM・外部メディア・周辺設定

  • 物理SIMの抜き取り、eSIMプロファイルの削除(キャリア/MDM側も無効化)。
  • microSD/USBメモリの取り外しと個別初期化。
  • Bluetoothペアリングの解除(社用車・周辺機器)。
  • 開発者向けオプション/ADB・OEMロック状態を確認。

6. 業務アプリとログの扱い

MDM・ゼロタッチ・資産管理エージェント、ビジネスチャット、ファイル同期、RDP/VPNなどはサインアウト+データ削除。端末内のスクリーンショット・通話/位置ログも消去対象です。共有端末ではゲスト/複数ユーザーのデータ混在に注意。

7. 証跡・台帳・契約のチェック

項目 内容
資産台帳更新 売却日・相手先・担当・端末識別子(IMEI/シリアル)・状態・価格を記録
消去証明 当店発行可。端末情報・ワイプ方式・日付・担当・署名を添付
契約/権利 リース/割賦/キャリア残債・補償等の解除を確認
持出/返却 退職者・休職者端末の回収確認書を保管

8. 査定を左右するポイント

  • Googleアカウントの削除・FRP無効化は必須(未解除は減額/不可)。
  • 外装:画面割れ・背面割れ・フレーム歪み・カメラレンズ欠け。
  • 機能:充電/バッテリー劣化、Wi‑Fi/BT、通話、指紋/顔認証。
  • 付属品:純正AC/ケーブル/箱/未使用フィルムはまとめて持参が有利。
  • 台数:ロット一括は単価アップの余地あり(事前に型番/数量を共有)。
Samsung、Pixel、Xperia、AQUOS、OPPO、Xiaomiなど混在ロットでも査定可能。MDM状態やOS/セキュリティパッチのバラつきは事前共有がスムーズです。

9. 店頭持ち込みの流れ

  1. 事前連絡:型番・台数・MDM/FRP状態・付属品・希望日程をメール/お電話で。
  2. 店頭:外観・動作・ネットワーク利用制限・アカウント状態を確認。
  3. お見積り:台数・状態で単価提示。必要に応じてデータ消去証明対応。
  4. お支払い:現金/振込に対応。請求書払い・領収書発行可能。
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10. よくある質問

Q. MDMは解除せず渡しても良い?

A. 原則不可です。FRPやリモートロックが残存し、初期設定が完了できない場合は買取不可/減額となります。

Q. 退役端末が数十台ある。まとめて初期化しても大丈夫?

A. 可能ですが、各台のIMEIと初期化日時、担当者の記録を残してください。必要に応じて当店で消去証明を発行します。

Q. ワークプロファイル運用で個人領域は触りたくない

A. MDMから企業データのみワイプ後、端末を完全初期化する二段階を推奨します。

リペアフォース秋葉原店|店舗情報

住所:〒101-0025 東京都千代田区神田佐久間町1-14 第2東ビル303 rampart店内

営業時間:平日 12:00–20:00/土日祝 11:00–19:00

アクセス:秋葉原駅 昭和通り出口から徒歩10秒

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