長期間ケースを装着していると、黄ばみ・色ムラ・擦り跡が背面に残ることがあります。さらに、マグネット式ホルダー用の金属プレートを貼っていた場合、その円形跡や接着剤のムラが “意外と目立つ」ため減点対象に。透明ケースの内側に貼ったマグネットや、リングの台座跡も同様です。

加えて、MagSafe対応でない機種に強力磁石を使うと内部コンポーネントに影響する可能性があり、検査工程が増えて査定時間が延びることも。迷ったら無理に剥がさず、そのまま持参→店舗で相談が安全です。

意外なほど減額に響くのが、レンズカバーや保護ガラスの糊残り/油膜です。
「貼ったままで綺麗に見えるからOK」と思いがちですが、分光反射/フレア・ゴースト・AF迷いの原因になり、実機検査で画質低下が確認されると減額要因に。フィルムの端に入ったホコリや欠けも、本体ガラス面の損傷と誤認されるリスクがあります。

通話音量が小さい、音割れがする――その多くはスピーカー/マイク穴の微細な詰まりが原因。
布ほこり・皮脂・粉塵がグリルやメッシュに付着すると、動作不良と判断される可能性があり、減額や動作保証外の扱いになることも。

また意外と見落とされるのが、香水・タバコ・ペット・キッチン臭などの“生活臭”。端末内部のスポンジ/フェルト材に移りやすく、脱臭クリーニングの手間が査定に反映されることがあります。

査定前ミニチェックリスト

• 背面：プレート跡・黄ばみ・リング跡を確認し、無理に強溶剤は使わない
• 前面/カメラ：フィルム・レンズ保護は一旦外し、糊/油膜ゼロで持込
• スピーカー/マイク：ブラシでホコリ除去、水分NG
• 付属品：箱/ケーブル/未使用付属は一緒に持参（同時持込で評価安定）
• アカウント：iCloud/Googleのサインアウト可否を事前確認（買取確定後に初期化）