1. 画面焼け（焼き付き）とは？まずは現象を正しく理解

画面焼け（焼き付き）は、同じ表示を長時間続けたことで画素の劣化バランスが偏り、薄い残像として定着する現象です。スマートフォンでは有機EL（OLED）で起こりやすく、LCDでも長期使用で見えることがあります。通知バー・ナビゲーションバー・キーボード・地図アプリのUIなど、固定表示が重なる領域に出やすいのが特徴です。

2. 査定ではここを見る｜減額の主な判断軸

店舗や機種によって評価基準は異なりますが、一般的には以下の観点で減額幅が決まります。

3. 自分でできる簡易チェック方法（5分）

1. 白背景で確認：メモアプリなど真っ白な画面を開き、明るさ50〜70%でうっすら残像がないか観察。
2. 灰色背景で確認：スクリーンショットで無地のグレー（#808080相当）を表示するとムラが見えやすい。
3. 赤/緑/青の単色表示：壁紙やテスト画像で各色を全画面表示し、色被り・残像の有無をチェック。
4. UI残像の有無：ステータスバーやキーボード跡が残っていないか、回転や全画面表示で比較。
5. 写真表示テスト：人物肌や青空などグラデーション画像で違和感がないか確認。

4. 減額イメージの目安（例）

下表はあくまで参考例です。機種・相場・在庫状況で上下します。当店では実機状態を総合評価します。

5. 買取前にしておくと評価が上がる準備

• 表示テストの結果を共有：白/灰/単色表示で撮影した写真（別端末）を持参すると説明がスムーズ。
• 明るさ自動調整を一時オフ：店頭の照明下でも状態を正しく見せやすくなります。
• 保護ガラス/フィルムは貼ったままでもOK：剥がす必要はありません。浮きや気泡がある場合のみ外してください。
• 初期化は来店後で可：動作確認のため、iCloud/Googleアカウントのログアウト準備だけ済ませておくと早いです。
• 修理歴の申告：過去の画面交換歴や非純正パネルの有無は事前共有がベター。

6. よくある質問

Q. 画面焼けがあっても買取は可能？

A. はい、多くの場合で買取対象です。程度により減額幅は変わりますが、完全不可になるケースは稀です。

Q. ソフトで直せる？使い方で改善する？

A. 根本改善は困難です。スクリーンセーバー・UI配列の変更・ダークモード等で見え方を緩和できますが、焼け自体は消えません。

Q. 画面交換すべき？

A. 交換費用 ≦ 減額幅なら検討の余地あり。ただし相場・在庫・世代次第なので、まずは現状の査定をおすすめします。

Q. OLEDの特性？

A. OLEDは素子ごとに発光し、使い込んだ部分ほど劣化が進む特性があります。固定UIを避け、画面オフや自動画面ロック時間の最適化が予防に有効です。