結論：原則は“貼ったまま”でOK、ただし条件付き

まず結論から。買取査定では画面保護フィルムは基本的に貼ったままでOKです。査定は表示・タッチ・外装の複合評価で行うため、必要時は店頭で安全に剥離対応が可能です。むしろ自己判断で剥がして糊残りや拭き傷を作ってしまう方が減額リスクを高めます。例外は、新品購入時の薄い初期保護シール。視認性を損ねやすいので外してのご来店が無難です。

査定に与える影響と店頭での扱い

店頭査定は（1）外装チェック、（2）表示・タッチ、（3）機能テストの3段階。フィルムは外装項目に付随し、貼付そのものは減額要因ではありません。ただし以下に該当すると評価工程に支障が出るため、店舗判断で剥離します。

• 黄ばみ・擦り傷で発色やドット欠け判定が難しい
• ガラス片の欠けやヒビでタッチ操作に干渉
• 外周を覆う全面タイプでフレーム傷の視認性が低い
• UV硬化型など強粘着で自己剥離が危険

きれいな状態であれば、貼ったままでも実機判定には十分対応できます。

剥がすべき／剥がさない方が良いケース

剥がすべきケース

1. 初期保護シールが貼られたまま（粘着が弱く視認性が低い）
2. 黄ばみ・曇り・深い線傷で表示確認が困難
3. 気泡や砂埃の混入でセンサーやインカメラの判定に影響
4. 割れたガラスフィルムの破片がタッチを妨げる

剥がさない方が良いケース

1. UV硬化型や強粘着タイプで画面への負荷が大きい
2. 湾曲・エッジディスプレイで角からの巻き込み剥離が難しい
3. 貼付状態が良好で、表示と操作に支障がない

自己剥離のリスクと安全手順

自己剥離で起きやすいのは、（A）強い拭き取りで生じる微細傷、（B）粘着残り、（C）欠けたフィルムの角での引っ掻き。やむを得ず自分で剥がすなら、次の手順を厳守してください。

• 電源を切る／再起動用にバッテリーは30%以上
• 平坦で清潔な台に置き、端末を水平固定
• 角の浮きやすい箇所からゆっくり面で剥がす
• 粘着残りは無水エタノール系を少量、強擦りNG
• 剥離後に表示・タッチ・近接・指紋/Face IDを確認

種類別の注意点（ガラス／PET／UV硬化）

強化ガラス：透明度・硬度が高いが、欠けがある場合は店頭剥離が無難。
PET/TPU：薄く柔軟で剥がしやすい反面、黄ばみや擦り傷が出やすい。視認性が落ちたら交換か剥離を。
UV硬化型：密着力が強く自己剥離トラブルの代表。必ず店頭で相談してください。

持ち込み前チェックリスト

• 初期保護シールのままではないか（→外す）
• 画面が曇っていないか／黄ばみで発色を損ねていないか
• 気泡・埃がセンサー窓やインカメラに被っていないか
• タッチ・輝度・自動回転・近接センサーは正常か
• 外周をケースやガラスリングで覆っていないか
• 水濡れ・膨張・ガラス割れなど安全配慮が必要な症状はないか

よくある質問

Q. フィルム付きは減額になりますか？

A. いいえ。判定に支障がある場合のみ剥離や再確認を行います。

Q. 自分で剥がしたほうがきれいですか？

A. 無理な自己剥離はリスクが高いです。店頭での無料可否診断をご利用ください。

Q. 背面ガラスにヒビがあります。どう持ち込む？

A. まずは安全第一。持ち替え負荷で悪化する恐れがあるため、ケース装着のまま丁寧にお持ちください。店頭で一括チェックします。

当店の無料チェック＆オプション

リペアフォース秋葉原店では、買取査定時にフィルムの剥離可否診断を無料で実施。必要な場合に限りスタッフが安全に剥離します。査定後の保護をご希望なら、ケースの干渉が少なく質感を保てるガラスコーティング（短時間施工・高透明・衛生的）もご案内しています。