結論シリーズ・素材・状態で差は大きい。最新／上位素材／セルラーが優位

Apple Watchの買取額は①世代（シリーズの新しさ）、②ケース素材（アルミ＜ステンレス＜チタン）、③通信方式（GPS＜GPS+セルラー）、④状態（傷・バッテリー・画面）の4軸で大きく変わります。最新に近いほど、上位素材ほど、セルラー対応ほど評価は上がる傾向です。SEはコスパ枠で需要が安定、Ultra系はアウトドア需要・希少性で強めの評価になりやすいのが特徴です。

ワンポイント：同じシリーズでも「素材・セルラー・容量・カラー」で最大ランク一段分の差が出ることがあります。特にチタン/ステンレス×セルラーは評価が安定して高めです。

比較シリーズ別の評価ポイント（SE／Series／Ultra）

Ultra（初代/2/3）

耐久性と視認性、大容量バッテリーで根強い人気。アウトドア/ダイビング用途、大画面の視認性を求める層に刺さります。本体縁の傷・打痕、サファイア面の欠け、デジタルクラウンの動作は査定で要チェック。

Series 9 / 現行世代に近いモデル

日常用として最も裾野が広いゾーン。ステンレス×セルラーや人気色は上振れ傾向。画面焼け・タッチ不良・スピーカー詰まりなどの軽微トラブルは早めのケアで評価ダウンを回避。

Series 7/8

ベゼルが細くなり視認性が向上した世代。45/41mmの主流サイズで需要が厚い。バッテリー劣化と常時表示の焼けに注意。

SE（第1/第2）

価格と性能のバランスが良く、法人まとめ需要や家族用の買い替えで回転が良いカテゴリ。セルラー対応や状態良好個体は安定高評価。

Series 5/6

常時表示導入以降で評価しやすい帯。ステンレス筐体はアルミより相場が粘る傾向。画面の色むらやセンサー面の傷は要注意。

Series 3以前

現役利用は限定的。部品取り・検証用の需要が中心で、付属品完備や極美品などプラス要素がないと厳しめの査定になりがちです。

仕様差素材・サイズ・通信方式による価格差

素材：アルミ ＜ ステンレス ＜ チタン

耐傷性・質感・新規販売価格の差がそのまま査定に反映されやすく、ステンレス、さらにチタンが優位。アルミは軽量で人気ですが、角当ての目立つ傷はマイナス。

通信：GPS ＜ GPS+セルラー

セルラー対応は単体通信の利便性から中古でも人気。キャリアのプロファイル残りやアクティベーションロックがないかは必ず確認しましょう。

サイズ：小径 ＜ 大径

文字盤大きめ（44/45/49mmなど）は視認性需要でやや有利。バンドの互換性も訴求点になります。

付属品バンド・箱・ケーブルは加点要素になりうる

純正バンドはスポーツバンドよりもレザー/ミラネーゼ/トレイル/オーシャン系が加点になりやすい傾向。限定色・コラボは単体相場が立つことも。箱・ケーブル・替えコマ（リンクブレス）の有無は総合点を底上げします。

TIP：社外バンドのみの場合は評価が伸びにくいことがあります。純正が残っていれば一緒にお持ち込みを。

注意よくある減額要因

• 画面の割れ・欠け・深い傷（サファイア/ION-X問わず明確に減点）
• 筐体の打痕・角落ち（特にステンレスやチタンは目立つと惜しい）
• バッテリー著しい劣化（持ちの悪さは実利用に直結）
• アクティベーションロック（Apple ID）未解除
• セルラー契約情報が残っている（転用不可で評価ダウン）
• 防水機能の低下が疑われる症状（スピーカー不良・水没歴）

査定当日までにペアリング解除→初期化→ロック解除確認を行い、探すからデバイスを削除しておくとスムーズです。

コツ高く売るための持ち込み前チェックリスト

※ 初期化は 設定 → 一般 → 転送またはリセット から実行できます。iPhone側の「探す」アプリでデバイスを削除するのも忘れずに。

FAQよくある質問

Q. バッテリー最大容量の表示は必要？

A. 参考になります。劣化が進んでいても筐体・画面が綺麗なら総合点で十分戦えます。

Q. バンドだけ多数ある場合は？

A. 純正・人気色は単品査定になることがあります。まとめ売りも歓迎です。

Q. 画面に小傷がある…貼っているフィルムは剥がすべき？

A. 傷隠し目的でなければ貼ったままでOK。気泡や汚れが目立つ場合は貼り替え推奨。

Q. いつ売るのが有利？

A. 新モデル発表のタイミングや需要が動く季節（新生活・夏のアウトドア前）に合わせると上振れを狙いやすいです。